Q&A
カプセル内視鏡について
痛みなどの苦痛が少なく、腸内の画像撮像が可能な検査です。
胸部と腹部にセンサーアレイを取り付け、腰に画像を受信する記録装置(データレコーダ)を装着します。
検査中は機器を勝手に外したり、強い衝撃を与えたりしないで下さい。
また、検査中の飲食や活動および違和感があった場合は、その感覚などについても、検査終了後に担当医師にお伝え下さい。
検査中は機器を勝手に外したり、強い衝撃を与えたりしないで下さい。
また、検査中の飲食や活動および違和感があった場合は、その感覚などについても、検査終了後に担当医師にお伝え下さい。
小腸用のカプセル内視鏡のサイズは、長さ約26mm、直径約11mm、大腸用のカプセル内視鏡のサイズは、長さ約32mm、直径約12mmです。若干大きく感じるかもしれませんが、医療従事者の管理下で検査が行われるので、安心して検査を受けてください。
使い捨てです。
排便時に自然に排出されます。地方自治体や検査施設のルールに従って、適切に回収・廃棄する必要がありますので、配布される回収キットを用いて、カプセル内視鏡を回収して下さい。
費用について
保険適用の場合、3割負担で約3万円ですが、誰でも保険適用の範囲で検査が受けられるわけではありませんのでご注意ください。
(保険適用に関しては、検査施設にご確認ください)
(保険適用に関しては、検査施設にご確認ください)
自費で検査が実施できる施設がありますので、その施設で実施してください。
検査について
小型カメラを内蔵したカプセルを飲むだけなので、消化管移動による痛みがなく、鎮痛剤も不要です。個人差はありますが、大腸カプセル内視鏡の場合、下剤服用による腹痛がある場合があります。
検査時間は、短い方で3時間、長い方で10時間と個人差がありますが、平均すると約5〜6時間です。入院の必要がなく、日帰りで検査を受けることが可能です。検査中は、患者さんの健康状態によりますが、検査施設に留まることなく日常生活をお送りいただけます。(検査中の行動については、医師の指示に従ってください。)
小腸用カプセルの場合、前日は消化の良い食事を取っていただき、服薬に必要な少量の水以外は飲食しないでください。(内服薬については、医師の指示に従ってください。)
カプセル内視鏡を飲み込んでから2時間後に水、4時間後に軽い食事をお取りいただけます。
検査後は通常の生活にお戻りいただけます。
カプセル内視鏡を飲み込んでから2時間後に水、4時間後に軽い食事をお取りいただけます。
検査後は通常の生活にお戻りいただけます。
まれですが、病変により腸管内が狭くなっているところでカプセル内視鏡が留まってしまうことがあります。その場合のリスクとして、腸閉塞、穿孔、出血などが考えられます。事前に十分な開通性評価判定を行いますが、それでも体内から排出されない可能性があります。排便とともに排出されない場合には、下剤などを服用していただき排出を促進することを担当医師が検討しますが、それでも排出されない時は、内視鏡または開腹手術によって病変の治療を行い、カプセル内視鏡を回収する場合があります。
検査中は、電子レンジなど電磁波を出す家電製品の近くや、MRI、超高圧送電線など強力な電磁波が発生する場所には近づかないで下さい。携帯電話などを使用すると検査画像に乱れが出る場合がありますので、使用は控えて下さい。その他、詳細は担当医師にお聞き下さい。
また、心臓ペースメーカーが体内に入っている方方は、検査が実施できません。
また、心臓ペースメーカーが体内に入っている方方は、検査が実施できません。
検査中も、検査手順に従って薬剤(下剤など)を飲む必要があるため、医療従事者の指示にしたがって検査施設で検査を続けていただく必要があります。
全国のカプセル内視鏡導入の病院にて受診することができます。詳細は「コヴィディエン社のカプセル内視鏡検査を受けられる医療機関を探す」をご覧ください。
カプセル内視鏡では治療ができません。医師の判断により、薬や大腸内視鏡などによって治療が行われます。
その他
担当医師が腹部レントゲンなどで、パテンシーカプセルが体内に残っているかどうか確認します。パテンシーカプセルは排出されなくても、通常は100〜200時間以内に崩壊します。※個人差があります。しかし、まれに消化管内部で留まり、腸閉塞を起こす可能性があります。腹痛、悪心・嘔吐、腹部膨満感、排便停止などの兆候、および症状がありましたら、担当医師にお伝え下さい。
(また、嚥下後、30時間以内に、自然排出されない場合でも、パテンシーカプセルのボディが原形を留めたまま、大腸内に到達していればカプセル内視鏡検査を受けられる場合もあります。詳しくはこちら)
(また、嚥下後、30時間以内に、自然排出されない場合でも、パテンシーカプセルのボディが原形を留めたまま、大腸内に到達していればカプセル内視鏡検査を受けられる場合もあります。詳しくはこちら)
パテンシーカプセルは回収して担当医師に提出しなければなりません。回収して提出しなければ、カプセル内視鏡検査を受けられない場合があります。消化管開通性の評価は、パテンシーカプセルのボディの状態によって、判断されます。消化管開通性評価についてはこちらを参照ください。
回収時や検査施設まで持参する際に、取り扱いには注意して下さい。回収方法についてはこちらを参照ください
回収時や検査施設まで持参する際に、取り扱いには注意して下さい。回収方法についてはこちらを参照ください
大腸カプセル内視鏡は、大腸疾患専用の診断機器としてつくられています。そのため、大腸疾患のみの診断を医師が行います。
大腸粘膜を撮影してその画像をもとに医師が診断を行うため、大腸内視鏡と同様に下剤を飲んで大腸をきれいにしておく必要があります(さらに、カプセル内視鏡を飲み込んだ後も、排出を促すために、追加の下剤を飲んでいただく必要があります)。