クローン病の検査
クローン病では一般的な血液検査の他に、腸管内での炎症、出血や狭窄の場所を調べるためにさまざな検査をすることがあります。
エコー検査
体外式超音波検査は画像をリアルタイムでみることができます。
クローン病なら非連続的な低エコー性壁肥厚が観察可能です。腸の状態や膿瘍、腹水もみることができます。人体に影響はなく苦痛もありません。
診断を行う人や患者さんの条件(肥満や痩せの程度)によって検査の精度が異なるというデメリットもあります。
クローン病なら非連続的な低エコー性壁肥厚が観察可能です。腸の状態や膿瘍、腹水もみることができます。人体に影響はなく苦痛もありません。
診断を行う人や患者さんの条件(肥満や痩せの程度)によって検査の精度が異なるというデメリットもあります。
CT 検査
CTとはコンピューター断層撮影(computer tomography)のことで、X線を照射し、その吸収力の差によって診断する方法です。
10分程度で検査は終了し、苦痛はありません。
造影剤を使用して検査する場合もあります。その場合、造影剤を静脈注射して行います。腹部の臓器の状態、腹腔内の膿瘍などを調べることができます。
10分程度で検査は終了し、苦痛はありません。
造影剤を使用して検査する場合もあります。その場合、造影剤を静脈注射して行います。腹部の臓器の状態、腹腔内の膿瘍などを調べることができます。
X 線検査
腹部の腸管の形状や位置関係を観察する検査です。X線自体は苦痛もなく、腹部単純X線検査であれば簡単に受けられます。
腸管の様子をより細かく観察するためには、バリウムなどの造影剤が必要となり、造影剤を口から飲むかゾンデ(鼻からチューブを挿入する)を使って流し込んだり(小腸造影)、肛門から注腸したり(注腸造影)と、観察したいところによってやり方はさまざまです。
造影剤を使うX線検査は、腸管に狭窄や変形などがあって内視鏡が入らない場合や、ろう孔の確認をしたいときにも行われます。
腸管の様子をより細かく観察するためには、バリウムなどの造影剤が必要となり、造影剤を口から飲むかゾンデ(鼻からチューブを挿入する)を使って流し込んだり(小腸造影)、肛門から注腸したり(注腸造影)と、観察したいところによってやり方はさまざまです。
造影剤を使うX線検査は、腸管に狭窄や変形などがあって内視鏡が入らない場合や、ろう孔の確認をしたいときにも行われます。
大腸内視鏡検査
肛門から自由に曲がる細長い内視鏡を挿入し、直腸から盲腸付近まで大腸全体をリアルタイムに観察する検査です(大腸ファイバー検査ともいいます)。
良い画像を得るため前処置として腸管洗浄液や下剤を服用し、腸管内をきれいにする必要があります。
挿入時に患者さんは不快感や痛みを感じることがあります。検査施設や医師によっては、検査前に鎮静剤などを投与します。
内視鏡には器具を通す孔が開いており、診断のために組織を取って生検したり、ポリープの切除など簡単な処置をその場で行うことができます。
良い画像を得るため前処置として腸管洗浄液や下剤を服用し、腸管内をきれいにする必要があります。
挿入時に患者さんは不快感や痛みを感じることがあります。検査施設や医師によっては、検査前に鎮静剤などを投与します。
内視鏡には器具を通す孔が開いており、診断のために組織を取って生検したり、ポリープの切除など簡単な処置をその場で行うことができます。
ダブルバルーン内視鏡とシングルバルーン内視鏡
検査が難しいといわれていた小腸を観察するため、ダブルバルーン内視鏡やシングルバルーン内視鏡が開発されました。
小腸の状態を把握でき、組織を取ったり、腸管の拡張術など内視鏡治療ができるメリットがあります。
クローン病で深い潰瘍やろう孔がある患者さんは、内視鏡の挿入やバルーンによる腸管の圧迫で腸穿孔になる危険性もあるため、慎重に適応を検討する必要があります。
小腸の状態を把握でき、組織を取ったり、腸管の拡張術など内視鏡治療ができるメリットがあります。
クローン病で深い潰瘍やろう孔がある患者さんは、内視鏡の挿入やバルーンによる腸管の圧迫で腸穿孔になる危険性もあるため、慎重に適応を検討する必要があります。
小腸用カプセル内視鏡
2012年7月からクローン病の患者さんにも保険適用になった検査法です。カプセルを飲み込むだけなので患者さんにとって負担の少ない検査法で、検査中も日常生活を送ることができます。