カプセル内視鏡の検査について(カプセル内視鏡Q&A)
検査で痛みはありますか?
小型カメラを内蔵したカプセルを飲むだけなので、消化管移動による痛みがなく、鎮痛剤も不要です。個人差はありますが、大腸カプセル内視鏡の場合、下剤服用による腹痛がある場合があります。
検査時間はどの程度かかりますか?
検査時間は、短い方で3時間、長い方で10時間と個人差がありますが、平均すると約5〜6時間です。入院の必要がなく、日帰りで検査を受けることが可能です。検査中は、患者さんの健康状態によりますが、検査施設に留まることなく日常生活をお送りいただけます。(検査中の行動については、医師の指示に従ってください。)
検査前後に注意することはありますか?
小腸用カプセルの場合、前日は消化の良い食事を取っていただき、服薬に必要な少量の水以外は飲食しないでください。(内服薬については、医師の指示に従ってください。)
カプセル内視鏡を飲み込んでから2時間後に水、4時間後に軽い食事をお取りいただけます。
検査後は通常の生活にお戻りいただけます。
カプセル内視鏡を飲み込んでから2時間後に水、4時間後に軽い食事をお取りいただけます。
検査後は通常の生活にお戻りいただけます。
カプセル内視鏡が腸管内で留まることはありませんか?
まれですが、病変により腸管内が狭くなっているところでカプセル内視鏡が留まってしまうことがあります。その場合のリスクとして、腸閉塞、穿孔、出血などが考えられます。事前に十分な開通性評価判定を行いますが、それでもカプセル内視鏡が体内から排出されない可能性があります。排便とともに排出されない場合には、下剤などを服用していただき排出を促進することを担当医師が検討しますが、それでも排出されない時は、内視鏡または開腹手術によって病変の治療を行い、カプセル内視鏡を回収する場合があります。
カプセル内視鏡検査中、注意する点はありますか?
検査中は、電子レンジなど電磁波を出す家電製品の近くや、MRI、超高圧送電線など強力な電磁波が発生する場所には近づかないで下さい。携帯電話などを使用すると検査画像に乱れが出る場合がありますので、使用は控えて下さい。その他、詳細は担当医師にお聞き下さい。
また、心臓ペースメーカーが体内に入っている方方は、検査が実施できません。
また、心臓ペースメーカーが体内に入っている方方は、検査が実施できません。
カプセル内視鏡の検査中は、検査施設を離れて自宅や勤務先で過ごすことができますか?
検査中も、検査手順に従って薬剤(下剤など)を飲む必要があるため、医療従事者の指示にしたがって検査施設で検査を続けていただく必要があります。
カプセル内視鏡検査はどこで受けられますか?
全国のカプセル内視鏡導入の病院にて受診することができます。詳細は「コヴィディエン社のカプセル内視鏡検査を受けられる医療機関を探す」をご覧ください。
カプセル内視鏡で病気が見つかった場合は、そのまま治療ができますか?
カプセル内視鏡では治療ができません。医師の判断により、薬や大腸内視鏡などによって治療が行われます。