クローン病 Q&A 就労医療費と福祉制度編
クローン病の患者さんにはどんな社会福祉制度がありますか?
■ 特定疾患医療受給者証
クローン病は厚生労働省の「特定疾患治療研究事業」に該当する病気ですので、保健所に書類申請すれば、都道府県の認定審査会で決定が下されます。その後患者さんのもとに『特定疾患医療受給者』『軽快者』『重症者』『非該当』の通知が届きます。『特定疾患医療受給者』となった場合は決められた自己負担限度額を上回った医療費について助成されます。著しい障害があり『重症認定』を受けた場合、医療費の自己負担はありません。
■ 障害年金
身体障害者手帳と障害年金は連動しているものではありません。障害者手帳を交付されていても年金を受給していない方もいます。
障害年金は、障害者手帳のような明確な基準はなく、診断書を書く際に指定医がいません。主治医が書いた診断書と、患者さんが記入する病歴などの書類を合わせて審査されます。障害年金は、初診日に加入していた年金によって申請窓口も変わってきます。
障害年金は、障害者手帳のような明確な基準はなく、診断書を書く際に指定医がいません。主治医が書いた診断書と、患者さんが記入する病歴などの書類を合わせて審査されます。障害年金は、初診日に加入していた年金によって申請窓口も変わってきます。
■ 傷病手当金
勤務先の健康保険に加入している方が対象となる制度で、病気により労働が困難な場合、休んでいる期間に、給料の6割程度が支給されます。
申請方法は、勤務先の社会保険の担当者か、その住所地を管轄する社会保険事務所または、健康保険組合で申請書類をもらい、必要書類や診断書とともに提出します。
申請方法は、勤務先の社会保険の担当者か、その住所地を管轄する社会保険事務所または、健康保険組合で申請書類をもらい、必要書類や診断書とともに提出します。