大腸ポリポーシス(大腸の主な病気と症状) 大腸ポリポーシス(大腸の主な病気と症状)

ポリープが大腸全体に多数存在する状態とともに、大腸以外の消化管や全身の臓器にも異常を伴いやすい状態を指します。したがって、消化管ポリポーシスあるいはポリポーシス症候群とも呼ばれます。
後述するように種々の病気が含まれていますが、大腸ポリープの分類に準じて、腫瘍性と非腫瘍性に大きく分けられます。潰瘍性の大腸ポリポーシスには、家族性大腸腺腫症(家族性大腸ポリポーシス、ガードナー症候群とも呼ばれる)とターコット症候群があります。非腫瘍性のものには、過誤腫性(ポイツ・イェガース症候群、若年性ポリポーシス、コーデン病、結節性硬化症)、炎症性(炎症性ポリポーシス、良性リンパ濾胞性ポリポーシス)、その他(過形成性ポリポーシス、クロンカイト・カナダ症候群)が含まれます。
また、表に主なポリポーシスの特徴を示しました。腫瘍性および過誤腫性ポリポーシスに分類される病気はいずれも遺伝性があるので、まとめて遺伝性消化管ポリポーシスと呼ばれます。
大腸ポリポーシス(大腸の主な病気と症状)

大腸の主な病気