腸閉塞(イレウス)(大腸の主な病気と症状)
口から摂取した飲食物は、胃、小腸、大腸を通って消化・吸収され、便となって肛門から排泄されます。また、唾液や胃液をはじめとする消化液が、1日数リットルも胃腸のなかに分泌されますが、これも小腸や大腸で吸収されて残りは便と共に排泄されます。
これらの食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞った状態、すなわち内容物が腸に詰まった状態が腸閉塞です。腸が拡張して張ってくるため、おなかが張って痛くなり、肛門の方向へ進めなくなった腸の内容物が口の方向に逆流して吐き気を催し、嘔吐したりします。腸閉塞は、吐き気・嘔吐を伴う腹痛が現れる最も代表的で一般的な病気です。
これらの食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞った状態、すなわち内容物が腸に詰まった状態が腸閉塞です。腸が拡張して張ってくるため、おなかが張って痛くなり、肛門の方向へ進めなくなった腸の内容物が口の方向に逆流して吐き気を催し、嘔吐したりします。腸閉塞は、吐き気・嘔吐を伴う腹痛が現れる最も代表的で一般的な病気です。
大腸の主な病気
「大腸の主な病気」は、法研(2010)「六訂版 家庭医学大全科」より著作権者の許諾を得て一部改変して転載しています。