大腸憩室症(大腸の主な病気と症状)
大腸粘膜の一部が腸管内圧の上昇により嚢状に腸壁外に突出したもので、大腸憩室が多発した状態を大腸憩室症といいます。憩室壁が腸壁の全層からなる真性(先天性)憩室と、筋層を欠く仮性(後天性)憩室に分けられますが、大腸憩室の大部分は仮性憩室で、比較的高齢者に多い病気です。
従来、欧米では左側の大腸(S状結腸)に後発するのに対し、日本では右側結腸に多いといわれてきました。しかし、近年の食習慣や生活様式の欧米化に伴い、日本でも左側大腸の症例が増えています。
従来、欧米では左側の大腸(S状結腸)に後発するのに対し、日本では右側結腸に多いといわれてきました。しかし、近年の食習慣や生活様式の欧米化に伴い、日本でも左側大腸の症例が増えています。
大腸の主な病気
「大腸の主な病気」は、法研(2010)「六訂版 家庭医学大全科」より著作権者の許諾を得て一部改変して転載しています。