大腸ポリープ(大腸の主な病気と症状) 大腸ポリープ(大腸の主な病気と症状)

大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がったもの(隆起)で、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大きく分けられます。腫瘍性ポリープの大部分は良性で、腺腫と呼ばれますが、大きさが増すに従って部分的に小さながんを伴っていることが多くなり、それは腺腫内がんと呼ばれています。すなわち、腺腫の一部は放っておくと、がんになることがあります。腺腫が前がん病変とも呼ばれるのはこのためです。
非腫瘍性ポリープには、ポイツ・イェガース型ポリープ、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い過形成性ポリープ(または化生性ポリープとも呼ばれる)、腸炎後にみられる炎症性ポリープなどが含まれますが、いずれも良性で、がんとは無関係です。

大腸の主な病気